仕事柄もあるのですが、大量にかく汗は半端でありません。
それを補給するように夏場で1日に飲む水分は、3リットル以上。
数年前までは、冷たいビール、井戸水、市販の麦茶、清涼飲料水にお世話になっていました。
そうすると思春期のように吹き出物はでるし、傷口は化膿しやすいし
胃腸は疲れ、食欲もなくなり、よく寝込んでいました。
いわゆる夏バテです。
同じように、子供たちも、夏風邪をよくひいていました。
有機農家なんだから、こんなことで、体を壊していたらしょうがない。
正直嫌気がさしていました。何とかしたい。
そこでまず、冷たいくなくてもおいしくて体を冷やしてくれる、
ミネラルのある、砂糖の入っていない飲み物を飲もうと決心。
とはいえ、ビールは、冷たくないと美味しくないし、なにぶん昼間から飲めないし、
夜も事務作業ができないし。
水では、ちょっと味気が無いし、ミネラル補給はわずかだし。
りんご酢やら、ハーブティーやら いろいろ試してみましたが、どれも長続きせず。
そんななか穀物保管冷蔵庫の中の麦芽用の大麦が目に入り。
麦茶にしよう。直感的でした。
麦は体を冷やし、砂糖も入っていないので、好都合。
全て自分のところで、麦茶を作り上げようと焙煎も
里山農場でお茶の焙煎機で試作を重ねました。焙煎温度、時間、風量などなどいろいろ試してみました。
そこそこ美味しいのですが、これだーという感動は得られず。
麦茶なんだから、こんなもんなのかな?ちょっと妥協モードに入っていたときに、
プロの焙煎職人さんは、どうしているのか調べていた時に、めぐり合ったのが、この焙煎屋さん。
焙煎への熱い思い、奥深さを聞いてるうちにこちらが嬉しくなり、
こんな気持ちで自分は焙煎は出来ないな。
こんな奥深い技術を習得するのは、一生無理だろう。
すぐに封筒でサンプルを送っていただきました。
ビニールで包まれていたのですが、その封筒をあけるまえから
麦茶の香ばしいかおり。
やっぱりプロは違います。
焙煎むらもなく見た目もきれい、そのまま食べても、おいしく。おやつにも、つまみにもなる!
この方に、里山農場のビール麦で焙煎してもらったらどうなるのだろう。
加工賃もほかと比べて決して、安くはなく、最小ロットもかなり多め。
消費期限は長いとはいえ、皆様に夏の終わりまでに購入してもらえるだろうか?
そんな一抹の不安もありましたが、予想をはるかに超えて、最初のロットが昨年は8月の終わりに売り切れました。本当に皆様にリピートしてもらえました。
夏ばて防止の基本は、あまり冷たくないミネラルたっぷりの
飲み物で水分補給。
それにぴったりなのが、このビール麦茶。
里山農場で農薬を使用せず、育てたビール麦を、薬剤を使用しないで冷蔵庫で保管。
6月収穫の麦は、収穫後、保存中に虫が発生しやすいので、薬剤処理するのが一般的。
そのまま食べられ、しっかり煮出しても安心なのが、里山農場のビール麦茶の大きな特徴。
この夏は、里山農場のビール麦茶で夏バテ知らず。
300g入りで380円。1リットルで約15g 20リットルの麦茶が作れます。
風味が落ちにくいチャックつきの特殊容器でお届けします。
今年の夏は、びーる麦茶でミネラルと、水分補給し、乗り切りましょう。
カフェインレスだから、妊婦さん、子供さんの飲み物に最適。
夜でも安心して飲めます。
後日談
8月の終わりに売り切れ、来年の夏も、またつくってもらおう。
そんな思いでしたが、お客さんからのご要望が後を絶たず、
焙煎屋さんに電話で相談しました。
「うちの麦茶は冬でもよく出るんですよ。」
まさか。半信半疑でしたが、その一言で、追加加工をお願いしました。
夏ほどではありませんが、コンスタントに皆様にお買い上げいただいております。
元気な子供は、冬でも番茶よりも麦茶がお好みのようです。